カルピスは魔法の飲み物に違いない

カルピス。ああ、カルピス。

その存在だけで、空間にうるおいが広がる。
無味乾燥な部屋でも、とたんにみずみずしくなる。

カルピス。ああ、カルピス。

僕が子どもの頃、お中元で君は来た。水道水を君は特別な飲み物に変えてしまう。
それは魔法のように。

幼い僕は魅了されたのだ。
君との別れを恐れ、ほんの一滴しか君を入れなかったこともある。
君の名残を感じるために、空のビンに水を入れて飲んだこともある。

カルピス。ああ、カルピス。
いまや僕は大人になり、君を家に招こうと思えばできるようになった。
だが僕はそれをしない。
君は君のままでいてほしいから。

(※親戚の叔母さんからカルピスのお中元が届いててうれしい気持ちを言葉にしたら、気持ち悪い詩みたいなのができてしまいました。)
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by aoisoradeneko | 2007-07-13 22:55


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